やる気を支える「やればできる」という感覚
大学院に入学し、2か月が経ちました。
皆さんのおかげで毎週月曜日に通学させていただき、たくさんの気づきを頂いています。
今回は、心理研究会でテーマになった自己効力感という話をします。(バンデューラ)
自己効力感(self-efficacy)とは、例えば「私はこれだけやってきたから絶対に合格する」
「この試合は絶対に勝てる」など自分の力を信じることができる力のことをいいます。
指導者が相手の自己効力感を高めるための手がかりとして次の4つの情報源があります。
1.遂行行動の達成 … 目標設定
適切な目標の設定を支援し、成功体験を積み重ねていくことが有効
2.代理的経験 … モデリング(観察)
モデルの観察。一流の選手よりも自分の仲間が成功する場面の観察が有効
3.言語的説得 … グループ学習 自己強化
言葉による説得。指導者や信頼のおける友人からの激励や賞賛など
4.生理的・情動的喚起 … セルフモニタリング 認知再体制化
生理的な過剰反応を減らしたり、自分の生理的な状態の解釈を変える
詳しい説明は必要ないでしょう。コーチング理論もまさしくこの応用ですよね。
部下に対して、選手に対して、家族・子供に対しても、きっと一緒です。
いい機会ですので、ぜひじっくり考えて見てください。
そして、明日から周りに対して実践してみましょう。