第一感情で伝える
私たちは第二感情で相手にメッセージを伝えて人間関係を悪化させていることが多い。
ある出来事を感じとるときに、
最初に感じるのが「第一感情」、次に感じるのが「第二感情」である。
例えば、部下がお客さまの情報収集不足で商談に失敗したとしよう。部下に対して、
A課長 「お前は何をやっているんだ。ちゃんと情報を得ていないからこんな結果
になるんだ。反省しろ!」 (怒り・憤り…第二感情)
B課長 「日ごろから君には期待しているのに残念だ。今回の件は君らしくない失注だ。
今後どうすればいい?」 (期待・残念…第一感情)
仕事だけでは、プライベートでも同様である。
子供が迷子になって見つかった時に、子供に向かって、
A 「どこに行っていたの?ほんとにバカな子ね!」 (怒り …第二感情)
B 「本当に心配したのよ。とにかく見つかって良かった…」 (心配・安心…第一感情)
人間は感情の動物である。論理だけでは納得しない。行動にも移さない。
第一感情で相手にメッセージを送り、良好な人間関係をつくろう。